vnorioの手製本

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フランス装のノート

フランス装は、本来は仮の装丁で、いずれは本格的な造本にするための仮の表装という意味なんだそうだけど、どうしてどうして、隠れた部分の精密な心遣いとシンプルでありながらセンスに満ちた美しい表紙が多い。それがフランスの文化でもあるかのように。
フランス装のノートを作った。
まず表紙に使う紙を決める。丸めてもいいように、柔らかめの紙を選ぶ。今回はミューズコットン紙の白(90kg)にした。
表紙のデザインは撮りためた写真の中からいくつか選んで配置を決めた。
本文の三方の小口がわずかに出るように寸法をとる。折り返した縦横の線が額縁のように角で直角に交差するのが理想だ。
紙を折るとき、1回で決める。

 

 

フランス装のテキスト