vnorioの手製本

手製本の世界を紹介していきます

本の修理(3)

 

現役で使っている辞典。本文はきれいだったので、表紙だけつけ替えた。

 

明治の漢和字典康煕字典』 本文の糸綴じからすべて作り替えた思い出の作品。

それなりの古書価格がつくのですが、私が直すと一文の価値もなくなりますよと念を押して修理しました。

 

お隣さんの親子三代に渡って読み伝えられてきた絵本。ぼろぼろ。

セロテープの跡を消し去ることに一苦労。セロテープで補修してはいけません。

表紙は、ホントはあまり直すと思い出までなくなっていくので、相談しながらこの二つのカットを残して大きく変えた。本は破損がひどくならないうちに修理したほうがいい。