宮澤賢治の詩集『春と修羅』に収められている「小岩井農場」は詩としては日本で一番長いと言われている。盛岡駅から農場まで、てくてく歩きながら実際の風景やそれに触発された心象風景を見たままに、心に浮かんだままに記述している。実際に音楽を聴きながら書いたと言われている。そのような詩にふさわしい本の形としてはページをめくっていくよりは折り本のように開いていく形の方がいいのではないかと思った。しかも裏面も同じように使える。閉じたときには背表紙にタイトルをつけて本になる。
ご朱印帳もこの形式にしたらどうなんだろう。
背表紙はあったほうがいい。
見返しは半分でいい。