(気がついたことをランダムに挙げています。追加していきます)
手製本作業には、共通したコツのようなものがあります。
○ 糊を塗るときのコツ。すばやく、丁寧に。塗り残しは塗った面を斜めから見るとわかる。
○ 同じ所を何回も塗ると、しわが出来る原因ともなる。
○ 糊で塗った紙の一部分を剥がしたいとき、カッターでその部分を軽~く切ります。
切っていくと下の部分に達したとき切れ味が変わります。そこで止めます。切った部分を水で湿らせて、ピンセットなどでつまんで、やさしくゆっくりと剥がしていきます。
くれぐれも切りすぎないように。大きな面では難しいと思います。
○ 間違いやミスがあったら、ただちにそこまで戻ってやり直す。
○ 紙や布は、横目と縦目の違いには細心の注意を
○ 直角、直線が本の美しさを決める。
曲尺に慣れると便利。
○ 糊は薄めのほうがいい。原液を2倍に薄めた糊を常に用意しておく。
○ 紙を半分に折る、細心の注意を。
○ 印刷、文字の行や罫線の行は、表面と裏面でずれがないようにする。
○ 紙を折るとき、一度付けた線や癖は直らない。一発で決める。
○ カッターで紙を切るとき、最初は軽く、溝を付ける気分で切っていく。
特に何枚か束ねて切るときは、一度で切らないで何回か繰り返して切る
○ 垂直に切り落とすとき、カッターは両刃なので、ほんの少しすこし内側に傾けて切 る。その角度は自分の手に覚えさせるしかない。
○ ハードカバーの布の角の始末は1回で済ませる。何回も試みているとうまく着かない、そういうときは少し布を乾かせてからもう一回試みる。
○ 糊はすこし乾いてきた頃が一番接着力がある。
○ なかなか糊が付かないときは、ちょっと待って乾いてから付けるといい。
○ 糊は原則的にはより固い面につける。
○ 定規を使っても正確に裁断するのはむずかしい。できたら広めの方眼状に目盛りがついた定規で裁断した方が正確。鉛筆などの筆記用具に頼らない。